聴く力をつける「サウンドブロック」、レッスンでの活用例をご紹介🎵(年長さん、ひかりちゃんの場合)
こんにちは!
阿見町、美浦村からも通える、めぶきピアノ教室(稲敷市)の脇屋です😊
今回はめぶきピアノ教室(稲敷市)のレッスンで使用しているレッスン教具「サウンドブロック」を紹介します!
サウンドブロックとは
サウンドブロックは、見た目は木琴や鉄琴と似ていますが、このように一音ごとに共鳴箱(赤い部分)がついているので、好きな音、必要な音だけを取り出して表現することができる楽器です。
どんなに小さな子どもでも、持ち方や打ち方にこだわらず、身体をつかって自分で音を出すことができ、とても美しい響きと余韻が長く残ります。
このような音が鳴ります↓
ドイツの作曲家カール・オルフの音楽教育法の中で使われる「オルフ楽器」の1つで、特に子どもの導入期などに音楽に親しむことを目的としている楽器です。
(オルフ式教育法について詳しくはまた改めて!)
楽譜を読んで弾く力をつけるのに必要な、聴く力
さて、そんなサウンドブロックですが、めぶきピアノ教室(稲敷市)のレッスンでは聴く力、耳で聴いて「ド」「レ」などの音(階名)を聴き分ける聴力をつける為の活動の1つとして取り入れています。
ある1つの音を初めて覚える際に大切なのは、
楽譜を見て読める=視覚的
聴いて何の音か、音の高さ(音程)が分かる=聴覚的
この両方の力が同時につく事です。
楽譜上での「ド」と、音程としての「ド」
この2つを繋げて覚える事で、楽譜を読む力(読譜力)を小さなお子さんでも無理なくスムーズにつけていくことができます。
基本となる音は「ドレミファソラシ」のたった7つ。1つの音ずつ丁寧に時間をかけてやってもそんなに時間はかかりません。
焦らずにしっかり一音ずつ確実なものにしていく事が必ず今後の成長につながります。
レッスンでの活用例
そして最近、初めてサウンドブロックを使ったのはレッスンを始めて半年の過ぎた年長のひかりちゃん。今までひかりちゃんが覚えてきた音は真ん中のドから上へ「ドレミ」、真ん中ドから下へ「ドシラ」です。
ひかりちゃんの場合、上記の音の読む力は確実についていて、正しい音程で歌う事もできています。あとはもう少し聴き取りの力をつけられたらバッチリというところです。
もっと覚える音が増える前に、ここら辺で聴く力をしっかりつけていきます。
そこで行ったのが、
先生の弾くピアノの音と同じ音のサウンドブロックを探そう!
です。
サウンドブロックを階段上ではなく、平面かつバラバラに置きます。今回初めてなので全てのブロックは使わず、5つで行います。
私「じゃあ今から先生の弾くピアノの音と同じ音を探してね!」
ポーン、ポーン…とサウンドブロックを鳴らすひかりちゃん。
「うーん、これかなぁ?」
と、まだ遠慮がちに鳴らしています。
「全部の音を鳴らしてみて良いんだよ!たくさん鳴らしてよーくきいてごらん」
「これ!」
「おしい!正解はこれ!」
正しい音のブロックを鳴らして聴いてもらうと、
「あ、本当だ!」
と、納得するひかりちゃん。
その後まだ別の音で何度かやってみるとピアノと合う音の感覚に慣れてきて、何回かに1回は当てられるようになっていましたよ!
このように聞こえてくる音によく集中して、始めは中々当たらなくても、ピッタリと合う音が分かった瞬間の感覚を繰り返していくとどんどん聴き取る能力がついていきます。
そのうち、自分が鳴らしている音が何の音か分かるレベルまでもっていくことが目標です!
最後は一緒に来ていたお父さんと満面の笑みを向けてくれるひかりちゃん😁
今後もまたサウンドブロックを使って楽しく聴く力をつけていきましょう〜😊
サウンドブロックの活用法はまだ他にもありますが、それはまたの機会にご紹介します🎵