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ピアノを弾くための大切な要素①「聴く力」とは?

こんにちは!

阿見町、美浦村からも通える、めぶきピアノ教室(稲敷市)の脇屋です😊

本日は、ピアノを弾くための大切な要素の内の1つ、

「聴く力」についてお話します。

「聞く」と「聴く」の違い

まず、日本語には「聞く」と「聴く」の2種類がありますよね。

聞く→自然に耳に入ってくる、受動的に聞く

聴く→注意深く耳を傾ける、能動的に聴く

このような違いがありますが、ここで言うピアノを弾く為に必要なのは「聴く」の方です。

レッスンでは、自分が出している音を聴いたり、先生が出した音を聴いたり、まずは今聞こえてくる音に集中して耳を傾ける、理解する(しようとする)事が大切になってきます。 

どんな音?まずは音の観察をしよう!

「音の観察」というと、

「音なんだから耳で聞くものでしょ?」と思われますが、音は目で見る事もできるんですよ。

それは決して特別な見える人にしか見えない、不思議な現象で…というような事ではありませんのでご安心ください。

例えば、ピアノの音は機械音ではない為ずっと一定の音量ではありません。

徐々に減衰していきます。

それを目で見えるようにするとこんな感じです↓

プレ・ピアノランド1、「しっぽさがしげーむ」より

それぞれの音符の長さは○の大きさで表せます↓

プレ・ピアノランド1「リズムボール」より

鳴っている音は1つ?複数?↓

プレ・ピアノランド1より

目で見るというよりは、心の中で絵や形をイメージして見ながら聴く、という具合ですね。

このように音を形としてイメージしながら耳を傾ける事によって、子どもには理解しやすくなり、聞こえてくる音に対して興味を持って「聴く」事ができるようになっていきます。

音の聴き分けが出来るようにしよう!

耳を傾けて聴く事ができるようになったら、次は「聴き分け」が出来るようにします。

先程の画像の鳴っている音が1つ?複数?も聴き分けにあたります。

他には、音が上っているのか下がっているのか、複数の音の頭が同時に鳴っているのかズレているのか、音が切れている(スタッカート)か繋がっている(レガート)か…などです。

ここで観察してイメージして聴く、という活動が役に立ちます。

それぞれの音にイメージを持つと、それぞれ別のものとして認識する事できて、聴き分ける事も容易に出来るようになります。

音楽的な演奏へ

「聴く力」が付いた子どもは、自分の出す音に対してきちんと意識が向くようになります。

両手で弾く際には左右の音量バランスがとても大切になってきますし、複数の音(和音)を同時に弾く際は音がきちんと揃っていなければいけません。

弾いているメロディがなめらかに繋がっているか、ブツブツ切れてしまっていないか、自分が出している音は心地良いかどうか。

それを聴き分けて修正する力、自分で心地よい音を出そうとする意識、それが音楽的な演奏へと繋がっていきます。