ピアノを弾くための大切な要素②「歌う(歌心)」とは?
こんにちは!
阿見町、美浦村からも通える、めぶきピアノ教室(稲敷市)の脇屋です😊
本日は、ピアノを弾くための大切な要素その②
「歌う(歌心)」についてのお話です。
日常生活の中での「歌」
日常生活を送る中で歌やメロディって、自分から聴こうとしなくても必ず耳にしますよね。
お店の店内から、テレビから、スマホから、運転中の車内から、子どもが遊んでいるおもちゃから…
それらを耳にした時に、楽しい気持ちになったり、元気になったり、淋しい気持ちになったり、悲しくなったり、頑張ろう、って思ったり。
普段喋る言葉とは違って、メロディには音の高低(音程)があり、長さがあり、長さの組み合わせでリズムができて、それらを組み合わせることによって様々な雰囲気の違いを出しています。
その違いがメロディを作り、メロディに言葉がつく事によって歌になります。
音楽的な音作りにつながる「歌う」こと
メロディや歌を聴くことで、人によってさまざまな感情を感じる事が出来ると言いましたが、その感情がピアノのレッスンでは大切になってきます。
ピアノを弾く際にまずは、こう弾きたい、こんな音を出したい、例えば綺麗な音、元気な音、やわらかい音、硬い音など、今から出そうと思う音をイメージしてから弾きます。
イメージして音を出すという事を繰り返す事によって、単に強い弱いといった音ではなく、より音楽的な音が出せるようになっていきます。
「音楽的な」というのは、簡単に言えばその音に感情が乗っているかどうか、と言う事です。
強い、といっても色々な強い、があります。元気な気持ちの強い、怒っている時の強い、強い悲しみの時の強い、頑張っている時の強い。
弱い、であれば、やさしい気持ちの弱い、大切なものを触る時の弱い、悲しい時の弱い、コソコソしているときの弱いなどです。
それらをイメージする事を促すのに大切なのが「歌う」という行動です。
歌う事から読譜へのステップ作り
子どもは歌う事が大好きです。歌には歌詞があり、物語や感情があり、子どもとってイメージがしやすいものです。
めぶきピアノ教室では、ピアノ曲でも必ず歌詞をつけて一緒に歌う事から始めます。歌う事によって自然な強弱やリズム感、拍子感、音が上下する時のエネルギーを体で感じる事がてきます。
また、耳で聴いたものを実際に自分の声に出して歌う事により、正しい音感が身につきやすくなります。
音には音程があるとお話しましたが、読譜においては、音程を感じられる事がとても大切になってきます。
まずは「ド」の音を聴き、その後で「ド」の音程を歌い、それらを自らの体で充分体感できた後で、楽譜ではこう表すんだ、と理解します。
ピアノを弾くと言うのは目で見る楽譜から、実際の音を作り出していくので、知識として「ド」と読めるだけでは不充分です。
自らの体で体感して、知識として取り入れることで、無理なくスムーズに読譜の力がついていく事に繋がります。